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理学療法士とはどんな仕事?

どうも!

理学療法士のPeiです!

今回は、理学療法士という職業について紹介していきます!

私の本業である理学療法士ですが、名前は知っていても何をしているのか分からない方が多い印象があります。

当然のことながら名前も知らない方もいらっしゃいます。

医療職でもうまく説明できない方も意外といらっしゃるはずです…。

Pei

この記事では、「理学療法士とはなんぞや?」という疑問をなるべく解消できるように概論的な部分を紹介していきます。

小難しい単語が出てくるので分かりにくいかもしれませんが、医療職の方もそうでない方も読んでみて下さるとうれしいです…!

理学療法士とは?

まずは、理学療法士の定義を紹介します。

「理学療法士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、理学療法士の名称を用いて、医師の指示の下に理学療法を行なうことを業とする者をいう。

厚生労働省より引用

これは、厚生労働省より公開されている理学療法士の定義です。

小難しい単語が並んでいるのでかみ砕いて説明していきますね!

厚生労働大臣の免許を受ける必要がある

まずは、「厚生労働大臣の免許を受ける」という点です。

理学療法士は法律に基づいて国から委託された業務を実施できる国家資格に当たります。

ですので、理学療法士になるには「国家試験に合格して、理学療法士免許を取得」しなければなりません。

医師の指示の下に理学療法を行うことが出来る

次のポイントとしては「医師の指示の下に」ってところです。

ですので、医師がいないと理学療法士としての仕事が出来ません!

医療業界では医師の指示がないと医療行為を行えない職業がほとんどです。

理学療法士もそのひとつです。

医師の在籍する病院やクリニック、介護施設などが主な就職先になります。

Pei

逆に医師免許は全ての医療行為が出来る最強の免許です!

そもそも理学療法とは?

そもそも「理学療法」って何なの?という方も多いと思います。

「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう。

厚生労働省より

これも分けて説明していきます。

対象は身体に障害のある者

理学療法は誰にでも実施できるわけではありません。

身体に障害のある者が対象で、理学療法を実施できる病名、受傷名にも決まりがあります

骨折やリウマチ、脳卒中などが代表的です。

これらの病名、受傷名を医師が診断し、処方箋(いわゆるオーダー表)が出ると理学療法が実施可能になります。

目的は基本的動作能力の回復

理学療法の最大の目的は、「基本的動作能力の回復」です。

基本的動作能力とは、日常生活における「立ち上がる」「坐る」「歩く」などの多くの動作の基礎になっている部分を指します。

よく、作業療法と混同しやすいのはこの部分が一般人には曖昧に感じるからだと思います…。

作業療法は、「家事」「趣味活動」などの「応用動作能力又は社会的適応能力の回復」を目的としています。

よく言われているイメージは、「理学療法は足」「作業療法は手」って感じです。

Pei

私は全身を診るので正直これで分けられるのは嫌なのですが…。

なんとなく伝わってくれればうれしいのでこんなイメージでもいいとしましょう…(笑)

治療手段は主に運動療法、物理療法、徒手療法

理学療法において治療手段は、

  • 運動療法
  • 物理療法
  • 徒手療法

の3つが主になります。

運動療法

運動療法とは、「身体機能に存在する障害や低下に対し、運動によって維持・予防・回復させる治療」とされています。

平衡棒や重りを使ってリハビリする姿は簡単に思い浮かぶのではないのでしょうか。

よくテレビや雑誌で紹介されている運動や体操などもこれに当たります。

物理療法

物理療法とは、「生体に物理的刺激手段を用いて、種々の機能改善を目的とする治療」です。

電気屋さんで売っている低周波治療器も物理療法ですよ(´∀`*)

徒手療法

徒手療法とは、「理学療法士の徒手により、神経・骨格筋系機能のマネージメントを行う治療」です。

いわゆる、マッサージなどもこの領域に当たります。

理学療法士は、解剖・生理・運動学をベースに治療しています。

整形外科ではよく用いられる治療法ですね。

Pei

理学療法では、これらの治療法を用いて基本的動作能力の改善を目指していきます!

国家試験を受けるには?

前述したように理学療法士は厚生労働大臣より免許を受ける必要があります。

国家試験を受けるには条件があります。

文部科学大臣が指定した学校又は都道府県知事が指定した理学療法士養成施設において、3年以上理学療法士として必要な知識及び技能を修得したもの

厚生労働省より

3年以上大学または専門学校で勉強する必要があります。

ちなみに私は4年制の専門学校でした。

学校では座学だけでなく、実技や実習もあります。

4年制でもそこそこ忙しかったので、3年制の学校は目まぐるしい毎日だと思われます…(;´∀`)

おわりに

ここまで理学療法士について説明させていただきました。

この記事をみて理学療法士について少しでも理解して頂けたら嬉しいです。

病院やクリニックでリハビリされている方をみたら、「理学療法ってたしかこんなことしているんだっけな」と思い出してみてください(*‘∀‘)

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